![]() | その日のまえに (2005/08/05) 重松 清 商品詳細を見る |
本の紹介をします。
就寝前とかお昼休み、待ち合わせの時間などなど、みなさんはどのように過ごしていますか?
読んでも、読まなくても、いつも近くに本をおいてみては!
読む時間無い?
こんな僅かな時間でも結構読めちゃいますよね^^
book off (古本店)で適当に選んだこの一冊。
感激しました。
涙しました。
思わず声も出てしまいました。
「その日のまえに」
という本に出合えて嬉しかったです。
「その日」とは、最愛の妻が死んでしまった日。
僕だったらどうなのか?
どんな思いになるのか?
「その日の前に」 「その日」と続き 「その日のあとで」で終わる。
夜中の寝室でかけ布団を頭からかぶり、枕に顔を埋めて泣きじゃくった。熱いシャワーを頭から浴びながら泣いた。車の中で泣いた。行きづりに入ったバーで泣きじゃくった。・・・・・・ベットで抱き合って、お互いの胸に顔を押し付けて、かわるがわる泣いた。・・・・・もしもー神の代わりになるものを一つだけ選べと言われるのなら。僕は、いまの和美を選ぶ。−「その日のまえに」より
絶望というのは、決して長く続かないのだ。これも初めて知った。ひとの心は絶望を背負ったまま日々を過すほど強くはないのだと思う。−「その日」から
「長生きしているひと、いっぱいいるのに、なんで僕のママだけ、病気になっちゃったんだろうね。・・・運が悪いよね、サイテーだよね、こんなの・・・・ママのせいじゃないのにね・・・・」
僕は何も応えず、今度はわざと音を立てて顔を洗った。何度も、何度も、健也がドアの前から立ち去ったあとも、ビシャビシャと飛沫を散らして顔を荒い続けた。−「その日」から
世の中にこんなにたくさんひとがいて、こんなにたくさん家族があるのに、どうして、和美だったんだ?どうして我が家だったんだ。・・・・・僕はこどもたちの肩に両手をかけたまま強くまばたいて、まぶたに溜まった涙を外に絞り出した。涙よ邪魔するな。僕は自分の妻を、もっと、ずっと、見つめていたいのだ。−「その日」から
この夫婦と見えない糸でつながる人々の、それぞれの愛が感動的に描かれています。
ぜひ一読ください。



ボチ


